携帯の契約者が死亡した時の解約方法まとめ!名義変更はできる?

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携帯の契約者が死亡した時の解約方法まとめ!名義変更はできる?

契約者が死亡したとき、携帯やスマホの契約は家族や法廷代理人によって解約が必要です。

とはいえ、いざ解約しようと思っても「どうやって手続きすればいいの?」「必要なものはなに?」と疑問もありますよね。

そこで、当記事では携帯の契約者が死亡した場合の解約方法や必要なものをキャリアごとに解説しました。

名義変更(承継)の方法や相続放棄をした場合の手続きにも触れています。正しい手続き方法を理解し、スムーズに解約を行ってくださいね。

先生

ドコモ・au・ソフトバンクごとに、持参物や手続き方法を解説しました。

契約者死亡による携帯の解約で必要なもの

契約者が死亡したときには、死亡の事実が確認できる書類を用意しましょう。

この点は、ドコモ・au・ソフトバンク(UQモバイル/ワイモバイル含む)で共通です。

死亡の事実が確認できる書類
  • 死亡届
  • 除籍が明記されている戸籍謄本
  • 埋葬(火葬)許可証
  • 死亡診断書
  • 葬儀の案内状・香典返しのお礼状 など

契約者死亡による解約は代理人(家族含む)の手続きになるため、上記書類がなければ受付できません。

上記以外の書類でも死亡の事実が確認できる書類であれば受付できますが、公的書類以外の場合は事前にショップへ確認しておきましょう。

死亡解約の携帯キャリア別手続き方法

契約者が死亡した携帯の解約は、どのキャリアでもショップへ来店が必要です。

来店者や細かい条件がキャリアによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ドコモ・au・ソフトバンクの手続き方法をそれぞれ解説します!

ドコモの死亡解約方法と持参物

ドコモの死亡解約は、以下の内容で手続きができます。

項目詳細
手続き方法ドコモショップ
手数料無料
来店者指定なし
持参物・死亡の事実が確認できる書類
・ドコモUIMカード
(用意できない場合は契約者の本人確認書類原本)
・来店者の本人確認書類

ドコモUIMカードが用意できない場合、契約者(死亡した方)の本人確認書類が必要な点に注意をしましょう。

ドコモUIMカードは携帯・スマホに挿入されているので、「よくわからない」という人はスマホを直接持参すれば手続きが可能です。

先生

機種本体・UIMカードは忘れがちなので、注意しましょう。

au・UQモバイルの死亡解約方法と持参物

au・UQモバイルの死亡解約で必要な条件は以下のとおりです。

項目詳細
手続き方法auショップ
手数料無料
来店者・親権者
・家族
・法定代理人
(登記事項証明書が必要)
・施設関係者
(施設職員の証明書)
持参物・死亡の事実が確認できる書類
・au電話機本体
・au ICカード
・来店者の本人確認書類
・来店者の印鑑

来店者に制限があるため、友人や知人では手続きができない点に注意をしましょう。

また、携帯・スマホ本体とau ICカードがなければ手続きができません。

紛失等で手元にない場合、事前に来店予定の店舗へ電話で相談をしてくださいね。

ソフトバンク・ワイモバイルの死亡解約方法と持参物

ソフトバンク・ワイモバイルで契約者が死亡したときの解約で必要なものは以下のとおりです。

項目詳細
手続き方法ソフトバンクショップ
手数料無料
来店者契約者の法定相続人
持参物・死亡の事実が確認できる書類
・ソフトバンク USIMカード
・来店者の本人確認書類
(契約者と性が異なる場合、家族関係の証明書が必要)

来店者は契約者の法定相続人に限られ、施設関係者や友人・知人では手続きできません。

法定相続人とは、民法で定められた死亡者の財産を相続できる人で、以下のように決まっています。

  • 配偶者
  • 子:子が死亡している場合は孫
  • 親:親が死亡している場合は祖父・祖母
  • 兄弟姉妹:兄弟姉妹が死亡している場合は甥・姪

ソフトバンクの解約では、上記の法定相続人が来店し、手続きをしてくださいね。

契約者が死亡した携帯は名義変更(承継)もできる

携帯・スマホの契約者が死亡した場合、解約ではなく名義変更をしてそのまま契約を引き継ぐことも可能です。

厳密には名義変更ではなく「承継」という手続きで、死亡解約と同じくキャリアショップで手続きすることができますよ。

承継の場合、死亡解約で必要なものに加えて以下の書類を持参しましょう。

  • 契約者と承継者の家族関係を証明する書類(戸籍謄本など)
  • 承継者の本人確認書類(運転免許証など)
  • 承継者の支払い設定情報(通帳+印鑑/キャッシュカード/クレジットカード)

上記は3キャリアで共通。承継には「死亡解約事実確認できる書類」「家族関係を証明する書類」「携帯・スマホの新規契約に必要な書類」が全て必要です。

持参物に不足があると手続きができなくなるので、不安がある場合は事前に電話で持参物を問い合わせると良いでしょう。

先生

電話で来店予約をするなら、そのときに合わせて確認しておくとスムーズです。

契約者が死亡し、相続放棄をする場合は解約手続き不要

契約者が死亡したとき、相続放棄をするなら携帯やスマホの解約手続きが不要です。

相続放棄をする場合の携帯・スマホの扱いを詳しく解説します。

相続放棄をする場合は携帯の解約手続きをしない

相続放棄をする場合、一般的に携帯やスマホの解約手続きをしてはいけません。

その理由は、解約手続きをすると「相続財産を処分した」とみなされるケースがあるからです。

携帯やスマホの契約は月々の支払いや割賦契約が含まれるため、絶対に手続きをしないよう気をつけましょう。

先生

スマホや携帯契約は個人の財産として扱われるケースがあるので注意が必要です。

相続放棄した場合は解約後の支払いも不要

相続放棄をした場合、発生する携帯・スマホの料金支払いは不要です。

解約手続きと同様、契約者が死亡したあとに料金を支払うことで「一部財産を相続している」と見做されかねません。

請求書や督促状が届いたとしても支払いをしないように注意してくださいね。

相続放棄した携帯はどうなる?

相続放棄をする場合、故人の携帯・スマホの契約は一定期間を経過した後に携帯事業者側で強制解約がされます。

解約の時期などは個別の状況によって変わりますが、いずれにしても解約までの期間中に発生する料金や割賦金の残債を支払う必要はありません。

また、携帯・スマホが手元にある場合は使用を控え、相続放棄手続きを依頼する弁護士へどのように扱うべきかを確認しておきましょう。

相続人の意思で故人の財産を使用したと見做されないよう、不用意な操作は控えることをおすすめします。

先生

携帯やスマホの中身が気になる場合もあると思いますが、弁護士へ相談の上適切に対処しましょう。

まとめ|契約者が死亡した携帯の解約は書類を準備して来店しよう!

当記事では、各キャリアにおいて契約者が死亡した場合の解約方法・持参物を詳しく解説しました。

結論、契約者死亡による携帯・スマホの解約はキャリアショップへの来店が必要です。

通常の解約とは異なり用意するものが多いので、漏れなく準備をしてスムーズに解約をしてくださいね。

また、相続放棄をする場合は解約手続きや料金支払いは一切行わないようにしましょう。

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