iPhone12ProMax価格比較(2022年12月版)。キャリア版、中古端末の値段・割引は?
iPhone12ProMaxは2020年11月にiPhone12miniとともに発売した機種でiPhone12シリーズの4つのモデルのうちもっとも大きく、高い価格帯のモデルです。
iPhone12ProMaxは5Gに対応したiPhone機種で発売当時はドコモ・au・ソフトバンクでの取り扱いでしたが、後から楽天モバイルでも取り扱いされるようになりました。
2022年7月に急激な円安が進んだことによる影響でAppleがiPhoneなどApple製品の値上げを行い、一部のキャリアについてもその影響で値上げが行われたのですが、前年の段階でApple Store版の販売を終了してししまっていることもあり、2022年11月28日時点ではiPhone12ProMaxに関しては値上げ対象にはなっていませんが、オンラインショップの在庫は既に無い状態で、新品についてはドコモの店頭在庫のみでの販売になっている状況で、軒並み新品での販売は終了し、中古市場にシフトしつつある状況といえます。
今回は、iPhone12ProMaxの端末価格のみに焦点を当てた形で2022年12月時点のドコモの新品価格と中古販売店の中古価格との比較を行ってみました。
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機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone12ProMaxが紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は3タイプ。カラーは4種類
iPhone12ProMaxは128GB・256GB・512GBの3タイプがあり、端末のカラーはシルバー・グラファイト・ゴールド・パシフィックブルーの4種類用意されています。
iPhone11ProMaxもカラーは4種類でしたが、iPhone12ProMaxにはミッドナイトグリーン、スペースグレイがなく、ミッドナイトブルー、グラファイトが加わっています。
ディスプレイのサイズは6.7インチでiPhone12関連の機種の中で最も大きなサイズで性能面としては多くの点でiPhone12Proと同様の仕様になっています。
また、iPhone11ProMaxの後継機の立ち位置にありますが、ディスプレイサイズはさらに大型化しています。
iPhone12ProMaxと比較検討対象になりやすいiPhone12Proやihone11ProMaxとの主な違いは以下のようなものがあります。
その他の特徴
iPhone12ProMaxとiPhone12ProやiPhone11ProMaxとの主な違いとしては以下のようなものがあります。
iPhone12Proとの違い(主なもの)
- ディスプレイサイズ:6.7インチで0.6インチ大きい
(iPhone12Proは6.1インチ) - 本体サイズ:160.8mm×78.1mm×7.4mmでディスプレイサイズが大型な分、縦横幅も大きい。
(iPhone12Proは146.7mm×71.5mm×7.4mm) - 重量:226グラムで39グラム重い
(iPhone12Proは187g) - カメラのズーム性能:光学ズームレンジが5倍、デジタルズームが最大12倍など各種ズームの倍率が少し大きく拡大できる
(iPhone12Proは光学ズームレンジ4倍、デジタルズームが最大10倍など) - バッテリー容量:ビデオ再生は最大20時間で3時間長く、ビデオ再生(ストリーミング)は最大12時間で1時間長く、オーディオ再生は最大80時間で15時間長くなっています
(iPhone12Proはビデオ再生:最大17時間。ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間。オーディオ再生は最大65時間)
iPhone12Proとの違いは基本的に大きさに関するものが中心で、性能面としてはほとんど同じです。ディスプレイのサイズ感で大きめが良いか小さめが良いかで、選択すべき機種が変わってくる感じになるかと思います。価格面ではサイズの大きいiPhone12ProMaxの方が高く1~2万円程度の価格差があります。
iPhone11ProMaxとの違い(主なもの)
- チップ:A14 Bionicチップで一世代後の新型のチップを搭載し、5Gに対応しています
(iPhone11ProMaxはA13 Bionicチップで5Gに未対応です) - ディスプレイサイズ:6.7インチで0.2インチ大きい
(iPhone11ProMaxは6.5インチ) - 本体サイズ:ディスプレイサイズは大きい分本体サイズも大型化(160.8mm×78.1mm×7.4mm)※でも重量は同じ!
(iPhone11ProMaxは158.0mm×77.8mm×8.1mm) - カラー:同じ4色だがラインナップが違います
(シルバー、ゴールドは共通。ミッドナイトグリーン、スペースグレイはiPhone11ProMaxのみ。ミッドナイトブルー、グラファイトはiPhone12ProMaxのみ) - ディスプレイ(ガラス):Ceramic Shieldを搭載。耐落下性能が4倍向上。
(iPhone11ProMaxはCeramic Shield未実装) - 耐水性能:水深6メートルで最大30分間の耐水性能を持ち、2メートル深くなっています
(iPhone11ProMaxは水深4メートルで最大30分間の耐水性能) - カメラ性能:カメラの数は同じですが、ズーム性能を含め、機能面もいくつか強化されています
- そのほか:MagSafeに対応(ワイヤレス充電はMagSafeとQiワイヤレス充電に対応)
(iPhone11ProMaxはMagSafeに未対応)
iPhone11ProMaxの時は前のモデルのiPhoneXSMaxと比べ、あまり大きな違いはありませんでしたが、iPhone12ProMaxはかなり性能の差が出ています。
iPhone12ProMaxなどの新機種は5G回線を利用できるものの、5Gには4Gの技術を利用できる「サブ6」と超高速な「ミリ波」の2つがあり、国内版では「サブ6」の帯域のみ利用できます。アメリカ版のみ「サブ6」「ミリ波」の両方が利用できる仕様になっていて、本当の意味での超高速・超低遅延などを満たす5Gを利用できるというわけではない点には注意しましょう。
価格比較
iPhone12ProMaxの端末価格は以下の通りになっています。キャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格も載せています。
※価格調査日:2022年12月7日
2022年12月現在、新品販売はドコモのみ残っているもののドコモオンラインショップには在庫がない状態が継続しています。(Apple Store版の販売が終了してしまっているので、現在店頭にある在庫がなくなり次第、販売終了になるものと考えられます)
128GBモデル価格
iPhone12ProMaxの128GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) |
---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 |
ドコモ | 142,560円 ※オンラインショップは在庫切れ |
【参考】イオシス (中古端末) | 92,800円~ ※送料が640円別途かかります ※Cランク |
【参考】にこスマ (中古端末) | 127,500円~ ※Cランク |
【参考】ダイワンテレコム (中古端末) | 90,000円~ ※送料が640円別途かかります ※Cランク |
楽天モバイル | 販売終了 |
au | 販売終了 |
ソフトバンク | 販売終了 |
256GBモデル価格
iPhone12ProMaxの256GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) |
---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 |
ドコモ | 156,024円 ※オンラインショップは在庫切れ |
【参考】イオシス (中古端末) | 92,800円~ ※送料が640円別途かかります ※Cランク |
【参考】にこスマ (中古端末) | 137,500円~ ※Cランク |
【参考】ダイワンテレコム (中古端末) | 97,800円~ ※送料が640円別途かかります ※Bランク |
楽天モバイル | 販売終了 |
au | 販売終了 |
ソフトバンク | 販売終了 |
512GBモデル価格
iPhone12ProMaxの512GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) |
---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 |
ドコモ | 182,952円 ※オンラインショップは在庫切れ |
【参考】イオシス (中古端末) | 104,800円~ ※送料が640円別途かかります ※Cランク |
【参考】にこスマ (中古端末) | 147,500円~ ※Cランク |
【参考】ダイワンテレコム (中古端末) | 112,800円~ ※送料が640円別途かかります ※Bランク |
楽天モバイル | 販売終了 |
au | 販売終了 |
ソフトバンク | 販売終了 |
価格考察
iPhone12ProMaxの価格は各携帯会社の割引価格やキャンペーンを活用しない形だとドコモの新品価格は中古販売店の価格よりは高くなります。
定価は高額ですが、各携帯会社の端末購入サポートを利用することで端末代金を抑えることは可能です。次からは各携帯会社で機種代を安くする方法をご紹介します。
ドコモで機種代を安くする方法
ドコモには、かつては月々サポートやdocomo withや端末購入サポートといった端末代金の負担を軽減する割引サービスがありました。ただ、2019年6月から始まった分離プラン「ギガホ」「ギガライト」のプラン登場に伴い、これらの割引サービスは使えなくなりました。
現在は、「スマホおかえしプログラム」という割引サービスを利用します。
スマホおかえしプログラムより後に、いつでもカエドキプログラムというプログラムが登場しましたが、iPhone12ProMaxはいつでもカエドキプログラムの対象外です。
スマホおかえしプログラムの利用
36回割賦で機種を購入し、後日、ドコモに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。
つまりドコモでiPhone12ProMaxを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※ドコモを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
ただし、ドコモで購入したiPhone12ProMaxを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、スマホおかえしプログラムを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhone12ProMaxをドコモに返却することになり、端末は回収されてしまうため、ドコモで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhone12ProMaxの実質的な機種代金
※2022年12月7日時点。スマホおかえしプログラムの特典を受けた場合
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
128GBモデル | 95,040円 |
256GBモデル | 104,016円 |
512GBモデル | 121,968円 |
スマホおかえしプログラムの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhone12ProMaxは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - スマホをドコモに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない - 返却時のドコモの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(税込)追加費用が必要
※ケータイ補償サービスまたは補償サービス for iPhone & iPadに加入していれば2,200円(税込)に追加費用が下がります
30歳以下(店頭購入は22歳以下)の人限定で他社から5GへのMNPで「5G WELCOME割」が利用可能
iPhone12ProMaxについては、購入時点でドコモオンラインショップでの購入なら30歳以下の人(店頭購入なら22歳以下)でかつ、他社からMNPでドコモの5Gに乗り換えの場合、「5G WELCOME割」が利用できます。
この「5G WELCOME割」による割引も対象機種が一部の機種で、割引額も対象機種により異なりますが、2022年12月6日時点(ドコモオンラインショップの場合は2022年12月1日時点)では、iPhone12ProMaxの場合は以下の割引を受けることができます。
●iPhone12ProMaxの5G WELCOME割の特典内容
※2022年12月6日時点(ドコモオンラインショップの場合は2022年12月1日時点)
ドコモオンラインショップの場合 ※30歳以下の人 | 店頭で購入の場合 ※22歳以下の人 | |
---|---|---|
他社からMNPの場合 で 30歳(22歳)以下の人 | 20,000円分ポイント進呈 | 本体価格から22,000円の値引き |
「5G WELCOME割」を適用した場合、携帯ショップ独自のキャッシュバックはかなりもらいづらくなります。これは2019年10月の法改正でキャッシュバックや端末代金割引が上限2万円ルールが設けられた影響で、端末購入割引で一部還元を受けていることもあり、端末購入割引とショップ側の還元額を合わせて上限2万円までに制限されることになるため、ショップ側では別に特典が付けにくい形になります。
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まとめ
iPhone12ProMaxの端末価格を比較してみました。各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
↓中古端末価格を参考にした販売店はこちら↓
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- Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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